kakasi-1994-katu10のブログ

薪ストーブとお山とテレマーク

薪焚くひと -17(薪割-12)             #24

招き猫

 前回ブログにて、薪ストーブを維持するうえで最も重要な道具で、個人的な思い入れ、愛着を感じる武器である「斧」に関する思いを述べてきた。 薪活後二ヶ月が過ぎ、梅雨明けを、満を持して待っている今日この頃、マア~このブログを公開するころには、「開け」宣言も出ていると思うし、私自身も恐らく、4~5日間、飛騨山脈の「雲上前期高齢人」になっていると思う。 夏の間は、「お山」が中心になるのでブログ更新は不定期になることと思う。
 と言うシナリオだったのだが? 熱低の発生で日程を変更せざるを得ない事態となり、なんとも悶々とした日々を過ごしている。 さて、今回は私のルーチンである、斧管理の最後の工程について述べる。 何もこむつかしい話ではない。

        

 「割」に酷使した斧の刃をよく見る、今回はことのほか集中して割れたせいか上角が丸くなっていないし、「割」の途中で何度か「子研ぎ」を入れたから刃先もそれ程丸くなっていなかった。 使用頻度の高い三番、五番、六番を注意深くかつ雑に、荒砥、中砥、仕上げ砥で順次研いでいくが、最近の砥石はみなセラミックかなんかを焼き固めたもので、昔の切り出した「砥石」のような密度じゃないからか、刃に対する食いつきが悪いし余計に力がいるような気がする。
 六番(土佐斧)は、先のブログでも説明したが、「蛤刃」なので、三次曲線的な微妙なカーブに沿って研ぐことができない。したがって、私が「割」を続ける限り、あと何十年研ぎ続けるかはわからないが、私がこの星から「さよなら」するときの、この斧の刃先はおそらく西洋斧のような二次曲線の、のっぺりした当初のオリジナルな三次曲線からは程遠いものになっていることだろう。
                                     つづく

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